平成30年7月豪雨から、約2週間たちました。
被害状況が明らかになっていく中で、なにか出来る事はないか?と考え、ボランティアに参加してみました。
被災日から2週間と、まだ現場が混乱している中で迷惑になるかもしれないかもしれないですが、
なにもしないよりいいか!
困っている人の役に立つならいいか!
って事で、とりあえずボランティアに行く事にしました。
行くからには、単独で行って迷惑をかけるなんて事はしたくない!
いろんな事を考え…
以前、福山・鞆の浦トライアスロンで知り合った友達が、なんかボランティアをしてる様な事を言っていたのを思い出し、連絡してみました。
すると、現地でやはりボランティア活動をしてるとの事。
しかも、ボランティアを派遣したりする役割との事。
丁寧にボランティア状況を教えてくれ、似島で活動してるとの事なので、せっかくなので再会も出来る似島に行く事に決めました。
正直、似島がどこかも知らずに…
よくよく調べると、似島の字の通り、島でした!!!
そんな島の存在や名前すら知らず、そこが被災地なんて想像もできなかったですが、決めたのでとりあえず向かう事に。
交通時間もかかり、フェリーの時間もあったりで大変そうなので、本当にボランティアをしたいなら、もっと近くの所でも役に立てる場所があるのでは?と思ったりもしたのですが、
なにかの運命!
また、
ほとんどの人が行きにくい場所に行くからこそ価値があるのでは!
って事で、似島ボランティアに行く事に決定しました!
ボランティアに行くとなると準備です。
まず正式なボランティアとして活動するには、社会福祉協議会などが仕切ってるボランティアに参加する事です!
その為には、
に加入しないといけません。
350円から加入出来る保険なので、加入する事に迷う必要はありません。
加入しないとボランティア活動もできないですし。
調べると、それぞれの自治体の社会福祉協議会が加入出来るとの事。
それぞれの自治体ってのがややこしくて、自治体によっては、平日しかやってない所や、土曜日もしてる所もあったりで…
別にどこの自治体で加入しても問題ない様なので、行きやすい社会福祉協議会に向かって加入する事にしました。
今回、数名で参加予定だったのでまとめて加入する事に。
まとめて加入するとなると、各個人のサインがいるとの事。
でも、団体で申し込むのであれば、代表者のサインで数名加入出来るとの事。
団体を作るって、そんな大袈裟な感じではないのですが、仕方がないので急遽弱小な団体を作りました(^-^)
保険には4種あり、350円から710円。
保証金額と天災での保証が出るかの違いです。
申し込みの際に詳細確認する事ができますので、その時に選べば大丈夫。
金額もそんなに高くないので、1番高くて保証が充分してる710円の保険に加入しました。
保証期間がちょっとややこしくて、いつ申し込んでも、その年の3/31までとの事。
申し込むタイミングによっては、得したり損したりみたいな感じですね。
まぁ、今回はこれからのボランティア活動にも活かせそうなので良かったとしましょう(^-^)
ボランティア活動保健カードがもらえますので、忘れずに当日持参します。
次は服装や備品などの準備です。
長靴や軍手などはワークマン。
砂埃の中での作業になるので、防塵マスクとゴーグルはホームセンターで。
今回準備をしてて知ったのですが、靴で落ちてる釘などを踏んでも貫通して怪我しないようにする、
ってのがあるみたいです。
必ず必要では無いと思いますが、今回ホームセンターにあったので購入しました。
後、水などの準備。
現場で迷惑かける訳にはいかないので、自分の分は確保して持参します。
今年は記録的猛暑続き!
熱中症対策は必修!
ボランティアに行って熱中症になって迷惑はかけれませんもんね。
水やスポーツドリンクを少し多めにと、ミネラルが補給出来る飴なども準備。
簡易クーラーボックスで持って行く事に。
それと、スマホ関係の予備バッテリーなども用意。
準備は完了です。
朝7:30の似島行きのフェリーに乗らないと受付に間に合わないので、夜中に出発しないといけないので早めに寝ます!
緊張してなのか、あまり寝れませんでしたが…
夜中に出発し、朝の4時頃に広島港のフェリー乗り場の駐車場に到着。
仮眠する事に。
7:30のフェリーに乗って似島にいよいよ渡ります。
フェリー運賃はボランティアする人は無料との事。
善意に感謝です!
日曜日だけあって、ボランティアは大勢。
フェリーに乗る事20分くらいで似島に到着。
島に到着すると、区役所似島出張所でボランティア受付をします。
まず、ボランティア保険に加入してるか?してないか?でわけられます。
保険に加入している方がスムーズに受付できた印象です。
どちらにしても、
混乱している現場での保険加入は出来るだけ避けた方が良さそうですね!
社会福祉協議会か開いてる時間などで都合が合わない場合など仕方ないですがね…
住所など記入し、ボランティア活動保険加入カードを見せて受付完了。
完了すると、養生テープに整理番号と名前を記載したものを服に貼ります。
ちょっとチープですが、混乱してる事もあり仕方ないです。
でも、作業中に剥がれて無くしそうな感じ…
なので、
スマホで念の為写真を撮っておきました!!
受付が終わると、会議室で説明会を受けます。
6人テーブルに座るのですが、その6人と班を組む事になります。
6人の中からリーダーを決めます。
リーダーと言っても、そこまでする事はなかったかな。
作業内容によるとは思うのですが、今回は班を組む意味さえあまり無かった様な気がします。
説明会にいたメンバーでチームとなり、係りの人ですかね?班長に現場まで連れって行ってもらいます。
初めての似島。
道が狭いです!
なので重機など入る事ができなさそうです・・・・
なので、人手を使った作業しかできないみたいですね。
活動現場に行くまでは、道や家が泥で汚れてはいますが、かなり土砂など掃除されている感じ。
ですが、かなりの被害があったのだろうなぁ・・・感じが・・・
現場に到着!
作業内容は、土砂の排出です。
現場で写真撮影は失礼にあたるかもしれないので撮影してないのですが、人の背ぐらいまでの土砂が庭に積もってました。
それを、人の手で運びだす作業です。
さっきも言ったのですが、道が細くて重機が入れないので人の手でするしかない作業です。
人数が多ければ多いほど、作業効率が上がりそうな作業です。
まずは、土砂が土嚢袋に詰められているので、それをバケツリレー方式で運び出します。
この土嚢袋が厄介で、詰められている土砂の種類によって、重さがかなり違い、重いものは相当重い!
女性が1人で持つ事ができるか、できないかの重さ・・・
それを、みんなで並んでバケツリレー方式で運んでいき、ある程度運んだら三輪車に乗せて更に運びだす作業です。
作業は熱中症を避ける為に、
10分作業して、
10分休憩の繰り返しで行います。
暑さと、重さ、また日差しがきついので、10分が長いです・・・
重さの違いもあり、うまくバケツリレーできる時とできない場合があり、どうしても止まってしまいます。
仕方ないですが、何か歯がゆい感じ。
10分作業後の10分休憩では、毎回、地元の方がお茶や水を全員に配ってくれました!
すごくありがたかったです!
しかも、毎回・毎回です!
人数も多く冷たい飲み物を用意するだけでの大変なはずなのに、本当に感謝です。
休憩を挟みながら、作業し100個ほどの土嚢袋の搬出が終わりました。
土嚢袋がなくなったので、次は、土砂を土嚢袋に詰める作業と搬出を同時に行います。
全部の土砂を搬出する事ができませんでしたが、作業終了の時間に。
熱中症を避ける為なのか、ボランティア作業は12時までと決められている様です。
ちょっと、不完全燃焼な感じもありますが、規則ですし、健康面を考えると仕方ないです。
片付けをして、
区役所似島出張所
に戻ります
。
。
区役所似島出張所に着くと、CoCo壱のデリバリーカーが!!!
ボランティアの方に、無料でカレーを配ってくれていました。
本当に感謝です!!!
ちょっと熱すぎて、食べるのに時間をおきましたが、肉体労働の後に食べるカレーは最高でした!!!
ボランティア活動を終えると、区役所似島出張所の受付をした場所で、最後にチェックアウトをしないといけません。
ちゃんと、ボランティアの人の事も心配して管理してくださってるんですね!
チェックアウトの時、やっぱり養生テープで作っていた名札が無くなってました・・・
でも、写真を撮っていたのでスムーズにチェックアウトでしました。
写真を撮ってなくても、名前でリストから探して頂けると思うのですが、整理番号がある方がスムーズで迷惑をかけなくて済むので、ちょっとした気遣いが出来て良かったです。
13時のフェリーに乗って、広島港に向かいます!
フェリー内はクーラーが効いており快適ですごく幸せでした。
ちょっと寝てしまったのですが、すごく気持ちよかったw
広島港に着き、今回のボランティア活動は終了です!
帰りにスーパー銭湯に寄っても良かったのですが、
まだ混乱の中なので、出来るだけ現場の方がゆっくりできればと思い、着替えてそのまま帰ることにしました。
今回、ほぼ思いつきでボランティアに参加し、
また、トライアスロンで仲良くなった友達との縁もあり、貴重な体験をさして頂きました。
友達とも無事再会もできましたし!!!w
ボランティアに行っているのに、冷たい水をもらったり、カレーを振る舞って頂いたり・・・
なんかこちらが助けられた様な感じです。
ボランティアって、正直ちょっと悩みます・・・
今行ったら迷惑ではないか?
ありがた迷惑ではないか?
など・・・
でも、結局は助け合いであって、ボランティアした方もボランティアをされている様な感覚になります。
疲れもしますが、その疲れがまた心地よいものだったりもします!
現場でしか味わえない事もたくさんあり、また他のボランティアの方、現地の被災者さんからも色々与えられたものがあったと思います。
似島は、これからも間違いなく人手が必要な場所です。
他の場所もそうかもしれませんが・・・
なので、少しでもボランティアの輪が広がればと良いなぁ思います。
ちょっと雑な文章のブログではありますが、ボランティアに行ってみようかと悩んでる方の肩を少しでも押す事が出来れば、幸いです。
ボランティアに行くと、救われているのは被災者かもしれないですが、間違いなく自分自身も救われている様な気がします。
いつになるかわからないですが、またボランティアに積極的に参加したいと思います。
今は、テレビで報道されたりして話題となりボランティア熱がありますが、時と共に熱が冷めてしまいます。
被災者いとってはかなりの長期戦です。
なので、長い目で自分なりに支援やボランティアを継続できればと思ってます。
今、素直に思えることは、なぜか感謝の気持ちです!!!
今日はゆっくり寝れそうですw