2018福山 鞆の浦トライアスロン

レーススタート!残念な結果に…

スイムスタート!!!

集団の最後の方から、混乱を避ける様に入水。

焦らない様に気持ちを落ち着かせながら泳ぐ。

みんなが泳ぐので、海が泡でいっぱいで白くなっており、綺麗だなぁ~なんて思いながら泳ぐ。

やっぱり長く泳ぐ事は出来ない感じ…
でも、泳げない訳ではない。

前回の大会で経験した、みんなで泳げば怖くないって感覚が少し蘇った感じ。

まぁスタート直後なので、人にぶつかったりしながら泳ぐ。

多分、横をホリエモンこと堀江貴文さんが泳いでいた。
堀江さんはアイアンマンを完走する程の強者。
やはり泳ぎはゆっくり力の抜けた感じだった。

自分も練習の時から意識していた、出来るだね力を抜いて、グラインド(蹴伸び状態)を長くする意識で泳ぐ。

力を抜く意識をするけど、明らかにいつもと違う。
いつもは4ストロークまたは、3ストロークで交互に息継ぎをするのだが、2ストロークに一回のペースで息継ぎをしないと持たない…

息継ぎが増えると泳ぐ効率が落ちて悪循環なのはわかっているのだけど、どうしようもないので割り切って2ストローク息継ぎで泳ぐ!

人が多いので、マイペースで泳ぐ事が出来ないし、やはり緊張などがあり、立ち泳ぎ平泳ぎなどになってしまう。

で、改めて波が意外と泳ぐのに障害になっているのに気付く。

でも、止まりながらでも前には進んでいるので、なんとかなる様な気がしてきた!

そこで、ちょっとした問題が…

ゴーグルに海水が少し入ってきてる。

レースの最初なので、
立ち泳ぎして海水を抜くべきか?
そのまま行くべきか?
悩んだ。

結局、波が高いし周りに人も多いので、余計に酷い状態になる可能性があるのでとりあえずこのまま泳ぐ事に。

もしどうしても気になる様だったら、ブイに掴まって確実に処理しようと判断。

とりあえず、必死に泳ぐ。

力を抜く事を意識してるはずなのに必死なので、かなり力んでいたと思う。

はじめて目印となるブイの辺りまでくると、不安ではなく、なんとなくどうにかなるだろうという前向きな気持ちに!

しかも、気になっていたゴーグルの海水がなくなっている!!!
多分、海水が目から吸収されたんかな?
なんて思いながら、なんか運もよくなってきてると感じる。

ゴーグルに少々水が入っても、問題ないって経験できたのも良かった。

ブイを越えると、湾から出て潮の流れの激しい外海に出る事になる。
当たり前だが、波が高くなる!

あれ?
雨?
この辺で小雨が降っている事に気付く。
雨降り出したか…
バイクのコンディションの心配に。
少々雨なら、スイムには関係なさそうだった。

止まりながら、立ち泳ぎをしながら、クロールを10ストールして止まる!みたいなんを繰り返して泳ぐ。

近くでは、疲れたのか仰向けになって休憩してる人がいてて、みんな同じ様に苦しいんだと思うと頑張れた。

潮のせいなのかな?
なんとなく真っ直ぐ泳げてない感覚の中、泳ぐ。

必死に泳いでとんでもない方向に進んでる人が、ライフセーバーに声をかけられていたりと、周りもやはり苦戦している様。

止まったりしながら、とりあえず泳ぐ。

ライフセーバーが励ましてくれる。

本土の岸沿いを泳ぐ辺りから、本土側の景色を見て、ホテルがあるなぁとか、ちょっと周りを冷静に観れるようになる。

周りが見える事で、進む方向もなんとなく確認できるので良かった。

この辺では、ライフセーバーのボードに掴まって休む人がいたり。

ボートなどに掴まって休憩する事は問題なく、ブイやボードを使って勢いをつける事はルール違反になる。

最悪、同じ様に休憩できる!
心にゆとりが!

かなり泳いだので慣れてきたのか、なんとなく泳ぎ切れる様な感覚に。

そこでライフセーバーの人から、まだ半分も泳いでないですよって声をかけられる。
自分の中では、3分の2くらい泳いだつもりだったので、マジで!!!って感じでした。
でも、ここまで来たら泳ぎきるしかない!

潮のせいか、波が高いのもあって、かなり蛇行して泳いでいる実感のなか、休憩がてら出来るだけ方向は間違えない様に確認しながら泳ぐ事に努める。

自分の中で、クロールで10回以上ストロークしたら休暇と決めたりしながら。

でも、波が高くて思い通りにいかない。

しかも、普段しない立ち泳ぎでの休憩や、平泳ぎが、逆に脚に負担をかけている事に気づく。

次のバイクやランの事を考えると脚は温存しておきたい。

また止まって泳ぎだすと、なんだかんだでロスだし体に負担がかかる。

なので、出来るだけゆったりクロールで泳ぐ様に心掛ける。

実際、ゆっくりクロールで泳ぐと楽なのだが、波で邪魔される。

しかも、なんとなく進んでない感覚なので気持ち的に疲れる。

結局止まって休憩する事になり、効率が悪いと思いながらどうしようもない。

そんな中、ライフセーバーから、
あまり休憩してると潮に流されますよ!
と言われる。

確かに、遅くなればなるほど潮の状況は悪くなる感じ。

ここは、ちょっと気合い入れて泳がないとやばい!

泳ぐけど、あまり進んだ感覚もない。
いつも通り、4ストロークの息継ぎができればまた楽だったかもしれないが、意識してもどうしてもできない…

10ストローク程して止まるを繰り返し、少しずつですが進む。

ゴールが見えてきた!

ここからが遠かった…

ゴールに向かうには湾に入る感じ。
潮が確実に湾側からこちらに来ており、
流されるわ!
進まないわ!
って感じ。

気持ちで負けそうになるけど、進むしか解決策はなさそうなので、必死で少しずつ進む。

そんな時、陸から小さな女の子が必死で頑張って!と大きな声で応援してくれた。
かなりの勇気をもらえましたし、嬉しかった!!!

あまりにもスイムに苦戦してるので、自分の後ろは誰もいなく自分がベベなんだろうなぁという感覚を覚えながら、なんとかゴールの湾内に入れた。

湾に入ると気持ち潮が緩くなった感じもし、波も収まり泳ぎやすい感覚に。

この辺から落ち着けたのか、普段の4ストローク息継ぎをたまにしたりで、ゆったり泳いでる!って感覚に。

ゴールが間近!

頭に違和感が…スイムキャップが外れそうになってる様な感じ。

これって取れたらどうなるんやろ?

無くしたらあかんのかなぁと思いながら、直すのもロスやし、ゴール近くでみんなの声援も聞こえる中で止まるのもなぁと思いながら…
結局、取れてもいいやと思いながらゴール。

多分、ゴールした時はキャップがえらい状態になっていたと思うw

ゴールしたら、キャップは脱げばいいのに、ウェットスーツを脱いだりするのに、キャップやゴーグルを外して手に持つのは良くないとされているみたいってのが頭にあったので、必死に小走りの中キャップをかぶり直す。

知らない人からしたら、脱げばいいのに!って感じだっただろうなw

小走りで、声援と会場のアナウンスで名前を呼ばれる中をバイクの所に向かう。

この時、時間なんて全く気にしてなかった。

泳いでる時もApple Watchをみる事なく。
見る余裕もなかったし、見ても見えないだろうと思っていた。

バイクの準備をする。

近くの人と、スイムしんどかったですねと、意気投合しながら準備。

先に準備ができたので、お先ですと声をかけバイクを押してスタートラインに向かう。

Apple Watchの設定を変更しないといけないと思い、バイクを置いて設定変更。
うまくApple Watchが動かず、ちょっとタイムロス。
タイムロスなんて、全然気にしてなかったけどねw

バイクのスタートラインを越えて、バイクに乗り、いよいよバイクスタート!!!

バイクを漕ぎだすと、スイムと違ってなんとかなりそうな感覚!

でも、待ち受けるのは激坂なので、気持ちを引き締める。

前に、スタイルの凄くいいお姉さんが走っていた。

手放し運転しながら、手袋はめたり、日焼けスプレーなんかなぁ?ガンガンスプレーしてた。

途中でスプレーの蓋を落としてました(^-^)

それでも動揺する事なく、スプレーしながらこいでました!

バイクにかなり慣れてる人なんやろなぁと思いながら、微妙についていく。

すぐに離されましたがw

後で思えば、あのお姉さんは多分、ゲスト選手の福島和可菜さんだったと思う!
スタイルもよく、バイク姿もカッコ良かったです!!

水分補給と思い、OS-1のボトルを飲む。
ちょっと塩っぽい水が、スイムの海水まみれの口の中にはきつかった…
バイク終わりのランのはじめに飲む様にしたらよかったかも!

大きくUターンしてしばらくすると、いよいよ来ました!
グリーンラインの峠道です。

ギアを1番軽くして進む。
体力の温存も考えて。

ゆっくりですが、登れる。
これは苦労するかもしれないですが、なんとかなりそう!

1人でひたすら登る!
バイクのトラジションで一緒だった人が追い抜いていく。
お先ですと声をかけて頂きながら。
こういった挨拶もなんか癒されますね!

1人で登る登る。
ほんとひたすら坂!!!

所々で、鞆の浦の海の景色が見える。
これが絶景で良かった。

1回目のエイドステーション。
ここの応援も凄かった!

スポーツドリンクと、冷水のスポンジをもらい、
坂道での疲れが、一気に癒された感じがした。

でも、まだまだ坂道は続く!

しかもかなりの急勾配。

下見してたので、ある程度覚悟していたので、苦痛ではなかったかな???

たまに見える絶景が良かったし、仙酔島が見えるとあそこからここまで来てるんやと、なんとも言えない達成感を感じたりしながら。

グリーンラインの両面通行に変わる交差点までなんとか走り切る。

ここでの応援がまた凄くて、頑張れた。

ここまでくれば、難所はほぼクリアしたもんだとちょっとホッとする。

グリーンラインを左に曲がり、折り返し地点を目指す。

対向車が勢いよく下ってくる。
気持ち良さそうだなぁと思いながら、逆に坂が続く事を認識…

正直、難所はクリアしたのでここからは楽だろうと思っていたのが甘かったです。

ここからもしんどかった!

たまに下りがあったりで楽だったのですが、下ると登るの繰り返し、しかも折り返しなので同じ道を通る。

この辺に2回目のエイドステーションがあったのかな?

相変わらずのすごい応援でした!
こんな自分を応援してくれるなんて、本当に感謝感謝!

しんどかったけど、地元の人の応援などで勇気をもらい頑張って、さっき通った難所からの交差点に戻ってくる。

こっから楽になるだろうと思ったら、これまた甘かった。

そこからも登りが続く。

下りもあるので、下りで勢いをつけて走るが、どうしても登りでギアを1番低くしてしまい、失速してしまう。

腰が痛くなったりで、姿勢を変に変えたりしながら走る…
登りはサドルの前側に座った方がいいとの事なので、前に座ったりしながら…
それでも耐えれなくてかなり前に座ったりして…
周りからみたら変な奴だっただろうなw

アップダウンが相変わらず続く中、所々で応援してくれる人がいる。

途中学生さんが、横で一緒に走ってくれて応援してくれたり!

ほんと、応援のすごい大会だとあらためて感じつつ、感謝の気持ちでいっぱいでした。

応援でかなり頑張れたと思う。

よく見ると道には毛虫がいっぱい!
カラフルな毛虫達が結構いてました(^-^)

でかいミミズもいたな。

驚いたのはヘビがいた事。
あれ?ヘビっぽいなぁと近づくと、ニュルニュルと逃げていった。
なんかレースって言うかポタリングを楽しんでる様な感覚にもなったかな(^-^)

アップダウンを繰り返し、下りの割合が増えてくる。

いよいよ辛い区間は終わりか!?

道もアスファルトが舗装しなおされており、下りを駆け抜けるのがかなり気持ちいい!!!

多分、後は下るだけ!

下りはスピードも出て気持ちいい!

しかも綺麗に舗装し直してくれているのか、安定してるので安心して走れるので本当に気持ちよかった!(^-^)

ほぼ1人で坂道を勢いよく下る!

体力的にも、完走が見えてきた感じ。

グリーンラインの終点の交差点までもうすぐ。
その交差点を越えれば、DHバーも使用できるので、ポジションを変えたり姿勢を変えたりできるので、体力の回復も期待できる!

スイムの時の不安や後ろ向きな考えはなく、ひたすら前向きにゴールできると感じていた!

絶対ゴールできる!
苦労が報われる!

と思いながら、交差点付近にさしかかると…

交差点にパトカーが赤灯を回転させて止まっており、周りの人達が手を振りまくっている。

あれ???
事故???
もしかて応援???

と思って近づくと、
残念ですがタイムアウトです!
と…

えっーーーー!!!!

足切りです。

全く意識をしてなかった足切り。
絶対ないと変に思っていたんでしょうね。

残念って言うよりビックリ。
ちょっと冷静になるまで時間がかかりました。

アンクルバンドを外してもらい、ゼッケンは外してくださいとの事。

この辺でなんとなく状況が把握できてきたんかな…

そうや!どれくらいの時間、間に合わなかったんだろ?

同じく足切りにあった人に、どれくらい前に足切りだったんですか?と聞くと、
10分ぐらい前との事。

なんや惜しい事もなく、完全にアウトやったんや!
って事で、やっとここで理解できた感じでした。

とりあえず、交通規制が解除されるまでここで待機して、交通が普通に戻ったら普通にバイクでゴールまで戻ってくださいとの事。

なんとも言えない…
まさか…

自分より遅れてくる人も、びっくりしてる人が多かった。

せっかくこれからやって思えた時の足切りにショックを受けつつ、仕方ないのでボーっとしてると、声をかけてくれる人が!

明らかに若い!

残念やったなぁと話したんかなぁ。

いつのまにか話こみ、はじめてのトライアスロンだったとか、トライアスロン友達がいないとかって話になった。
年の差はかなりあったけど、なんか似たような感じなのですぐに仲良くなれた。

話してると色々と面白く楽しかった(^-^)

その子はスイムスキップしたとか、自分は泳いだけど死にそうだったとか…

なんか話をしてると、本当にはじめてトライアスロンで、しかも危なかしい気配…(^-^)

よく聞くと、ウェットスーツを会場でみんなが着てるのをみて、こんなの着るんやって思ったとか!
だからもちろん、ウェットスーツなんか持ってないし、無しで泳ぐつもりだったらしい。
そりゃ危険過ぎる!
スイムスキップしてほんまよかったと話したりw

嫌味なく、ほんとになんかぶっちゃけ色々話しができた(^-^)

さらに、ゼッケンは服に安全ピンで留めていた。
外してあげた。

てか、ゼッケンベルト知らんの?って聞くと、全く知らないとの事。

ほんとここまできたら、ちょっと尊敬してしまうっていうか、凄いと思った(^-^)

ビビりな自分と違って、なんとかなるやろうで、トライアスロンに挑戦してしまう気持ちが凄い!!!
若いってある意味、ほんとに素晴らしい!!!
と心から思えた(^-^)

周りにトライアスロンをする人もいなく、友達もいてないとの事。
自分も同じ様な感じだし、連絡先を交換しよう!となったんだけど、スマホはスイム袋の中でフィニッシュ会場に戻らないとない…

なので、一緒に会場まで帰る事に。

なんか会場までの道のりが、友達とポタリングしてる様な感覚で短かったけど楽しかった。

ひとりだったら寂しかったんやろうな…

会場に帰る道はコース。
なので、足切りにあってリタイヤしてるとは知らないで、沿道の方が凄く応援してくれる。
それがなんか心苦しかった…

まぁまだ競技してる人もいるので、応援する側からしたら、一緒なんだろうけど、応援してもらっているのに応えれない自分がなんか惨めな感じ…

T2エリアに行くと、スタッフもまだ僕達の事を競技中と思っているのか、バイクラックの位置を一生懸命大きな声で教えてくれる。
その優しさが、また心を痛める…

僕達、タイムアップだったんですよ…って伝えるしかできない。
僕達って…なんか連帯感が出てる!
なんて、ちょっと嬉しく思いながら(^-^)

とりあえずバイクを置いて、スイム袋を回収に向かう。
けど、まだ競技中なので回収できない…

なので、一緒にとゴール地点で待つ事に。

ここでも、色々話し盛り上がる。

今やったら走れる!
絶対ゴールできてたなぁ!
とか、お互いの傷を舐め合う様な感じで(^-^)

残念だけど、何故か心が清々しくて満たされていると彼が言った!
まさにそうだ!
それでいいんだ!
こうして仲間もできたし!!!

ひとりじゃなくて、いい人に出会えたとほんと感謝です。

時間も適度に過ぎたので、スイム袋を回収しに行き、その子と連絡先を交換。
お別れしました。
これからも、この縁が続けばと思います。

バイクを回収して、駐車場に向かう。
なんか、はたから見たら完走してる人みたいに見えるんだろうなぁと思うと複雑な気持ちに…

駐車場がちょっと遠い…
仕方ないけど…

車に戻り帰り仕度を済まし、12時過ぎには会場を出ました。

予定ではスーパー銭湯にでも寄ろうかと思ってましたが、天気のいいうちに後片付けもしたいので、そのまま車で帰る事に…

こうして、今回のトライアスロンは終わりました…

そういえば、選手説明会で完走しなくても申し出たら完走タオル貰えるとか言ってたよな…
完全に忘れてた(^-^)

まぁ、完走してないからいいか!(^-^)

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